2008年09月24日 (20:12)

米国金融秩序瓦解:ポールスン財務長官とゴールドマン・サックス:同一性主義資本VS差異共鳴資本

記事を見ると、先週「大噴火」した金融危機は「経済911」と呼ばれたりする。「金融911」でもいいだろう。
 確かに、けたたましく有数の証券会社の大倒産や合併や国有化が起きた。そして、今度のポールスン財務長官の「切り札」(裏技というべきか)である。
 電撃的衝撃であり、夢を見ているようである。現実感が乏しいのである。そう、これは、911事件の印象と似る。新たな911(915)事件と見ると、陰謀である。
 本事件は、事情がよくわからないが、ロスチャイルド系のゴールドマン・サックス(以下、ゴールドマン)は、他の証券会社を潰して、自分が生き残ることをかなり以前から計画していたのかもしれない。
 ここで、田中宇氏の多極化仮説に拠るなら、多極化勢力は、投資銀行を潰すことを考えていたのかもしれない。ハイパーな同一性主義資本主義である投資銀行の覇権を破壊することを目指していたのかもしれない。
 思うに、以下はまったくの作業仮説に過ぎないが、投資銀行のゴールドマンはそれに気づいて、生き残りを懸けていて、危険なサブプライムローンには、深入りしなかったということかもしれない。
 しかしながら、「金融911」によって、ゴールドマン自体も危うくなり、それで、奥の手(いわば、禁じ手)である国家管理を提起したということなのかもしれない。
 そうならば、多極化勢力と英国/イスラエル「帝国」勢力との争闘が、今、苛烈に行なわれているということになる。ゴールドマンは「帝国」勢力の最後の牙城ということになる。そして、銀行持ち株会社に「化けて」、必死に生き残ろうとしているということになろう。それは、血税や他国(特に、日本)の「血」の資金を使って生き残るという狡猾悪辣なものである。盗人猛々しいである。
 しかしながら、根本問題は、ハイパーな同一性主義金融資本経済が崩壊・瓦解したことであり、そこには、超怪物的な不良資産がブラックホールにように存しているのであり、経済全体が食い荒らして、後は不毛な荒地・砂漠が残るだけである。
 では、問題は、「多極化」勢力の存在であるが、それは何をしているのか。田中氏の考えでは、ブッシュ/ネオコンは隠れ多極化路線である。そう、今回の厖大な、しかし、足りない、国家による救済bailoutは、アメリカ議会で問題になっているように、アメリカ国家財政を破綻させる恐れが強いのである。
 すると、パラドクシカルであるが、ゴールドマンが隠れ多極化勢力である可能性があるのである。本当だろうか。
 もし、そうだとするなら、ゴールドマン等のロスチャイルド勢力は何を考えているのだろうか。以上の論理では、自殺したがっているということになろう。
 ここで、新たな仮説を立てるが、英国/イスラエル「帝国」勢力と多極化勢力は別々ではなくて、一つではないだろうか、という仮説である。思うに、田中氏の多極化勢力(資本の論理)というのは、虚構、幻影ないしは妄想ではないだろうか。同一性主義金融資本の展開が必然的に多極化ではないだろうか。
 すると、やはり、今度の「金融911」は、同一性主義金融資本主義の自壊であるということではないだろうか。だから、「911」と呼ぶのは正しくない。これは、陰謀ではなくて、経済力学に拠るものと考えられるからである。
 では、私が唱える差異共鳴主義金融資本主義は何処にあるのだろうか。それは、伝統的な資本主義の内部に存するものである。そして、同一性主義を抑制する差異共鳴主義の法律等が形成されるのではないだろうか。当然、利子の問題が出てくるし、税金の問題も出てくるし、成長の問題も出てくる。
 どうやら、第二の世界恐慌の様相である。しかし、今回は、それよりはるかに大規模である。法定通貨としての減価通貨が考え直されるであろう。金儲けではなく、差異共鳴価値創造のための経済の構築が目されることになるのである。
 金ではなく、ネカである。消える貨幣である。例えば、一ヶ月置くと、一万円が半減して、五千円になってしまう貨幣である。目減りする通貨である。これについては、既に差異通貨・貨幣論 や差異資本論 で論じたので、参照されたい。一言で言えば、差異共同体減価通貨(消滅通貨)である。
 とまれ、そこまで行くまでに、政治変革によって、同一性主義経済のある程度抑制はできるのである。問題は、市場であり、自由主義である。この点も既述してある。自由共同主義になればいいのである。企業が共同体を構築する役目をもつのである。この自由共同体構築のための資本であるが、それは、自由共同体資本(差異共鳴資本)として、法律化されるべきではないだろうか。それは、当然、控除の対象である。そして、それを投資とすべきなのか、贈与とすべきなのか、まだ決め兼ねているのである。例えば、企業が医療・福祉・教育に自由資本を消費したとする。それは、投資なのか、それは、創造的贈与ではないだろうか。少なくとも、投資と贈与のバランスが取ることが必要である。つまり、同一性と差異とのバランスである。一言で言えば、創造的保存である。後でさらに検討を続けたい。
A choice of Tweedledum or Tweedledumber
The US economy is in crisis but neither presidential candidate has a credible solution

http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/columnists/andrew_sullivan/article4793410.ece


Kaboom!...and bust. The crash of 2008
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article4795052.ece


Paulson and Bernanke savaged over bailout plan
Paulson and Bernanke savaged over bailout plan

米FBIがGSE2社・リーマン・AIGを捜査=報道

9月24日11時6分配信 ロイター

 [ワシントン 23日 ロイター] 米連邦捜査局(FBI)は、米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)、リーマン・ブラザーズ、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の各会社および経営幹部を住宅ローン関連の不正疑惑で捜査している。米CNNが23日伝えた。
 それによると、FBIは詳細を明らかにせず、広範囲な捜査の一環と説明。4社の関係者が「謝った情報」を提供したかどうか調べているという。
 FBIのモラー長官は1週間前、企業不正が疑われる24件を捜査していると述べた。7月時点では21件としており、捜査範囲が拡大したことが明らかになった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080924-00000006-reu-bus_all

バークシャー、ゴールドマンに50億ドル出資などで合意

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米証券大手ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)は23日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイ(NYSE:BRKA)(NYSE:BRKB)から50億ドルの出資を受けることで合意したと発表した。今月に入り信用危機が深刻さを増して以来、金融システムへの信頼感を示す最も大きな動きの1つとなった。

 この50億ドルの出資では、バークシャーが永久優先株を引き受ける。配当利回りは10%。

 ゴールドマンはこのほか、少なくとも25億ドル相当の普通株発行による公募増資をする。

 バークシャーは、さらに50億ドル相当の普通株を1株115ドルで買い取る権利のあるワラントを受け取る。行使期限は5年。

 バフェット氏の動きは、世界の有力投資家の1人が、ウォール街で強く求められていた、信頼感を示す行動をとったことを意味する。同氏はこれまで、米金融大手への資金投入を控えてきた。米金融大手のほとんどは、不動産関連の見込み違いで数十億ドルの不良資産を抱え、身動きが取れなくなっている。

 リーマン・ブラザーズ・ホールディングス(LEHMQ)は15日に米連邦破産法11条の適用を申請したほか、メリルリンチ(NYSE:MER)はバンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)に買収されることで合意した。米政府は、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(NYSE: AIG)を政府の管理下に置く代わりに最大850億ドルを融資することで合意した。政府はさらに、ほかの金融各社を支えるために7000億ドル規模の金融安定化策を打ち出したものの、懐疑的な見方もあり、議論が続いている。

 ゴールドマンは、リーマンやメリルとは異なり、今のところ住宅ローン関連の大打撃を何とか回避している。信用危機の発生以降も、四半期決算で赤字を出していない。ただ、利益は減少してきており、信用危機と無縁なわけではない。

 ゴールドマンはここ1週間、自己資本増強のためのさまざまな選択肢を検討してきた。ロイド・ブランクファイン会長兼最高経営責任者(CEO)は「水泳のオリンピック選手でも小さな子供でも、津波が襲ってきたときに海岸にいればおぼれてしまう」と語っていた。

 同氏は23日、声明で「世界で最も称賛され成功している投資家であるに違いないバフェット氏が、われわれの長年の関係を前提に、このような多額の出資を決断してくれたことは喜ばしい。われわれはこのことを、顧客からの高評価と将来の明るい見通しを強く示す証しととらえている」と述べた。

 バフェット氏は「ゴールドマンはたぐいまれな企業だ。世界的な評判は並ぶものがない。実績と深い洞察力のある経営陣、知的財産と金融資本は、他社に勝る状態が続くだろう」と語った。

 バークシャーによる出資の発表は米株式市場の取引終了後だった。ゴールドマン株の通常取引終値は、前日比4.27ドル(3.54%)高の125.05ドル。その後の時間外取引では一段高となり、終値比7.76%高の134.75ドルで取引されている。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCJY5221.html

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アメリカは致命傷となる「モラルハザード」と「空売り規制」という麻薬に手を出した

経済 / 2008年09月24日

市場資本主義を掲げるアメリカにとって中長期的には致命傷となる
可能性のある「モラルハザード」と「空売り規制」という麻薬に手を出した

2008年9月24日 水曜日

◆<日銀>初のドル供給3兆2千億円 9月24日 毎日新聞

日銀は24日、金融機関が資金を融通する短期金融市場向けのドル資金供給の第1弾として、300億ドル(約3兆2000億円)の供給を金融機関に提示した。米金融危機でドル資金が調達しにくくなっており、米欧の中央銀行と協調したドルの大量供給を先週決めていた。金融機関の実際の受け入れ額や金利は25日に発表する。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20080924
株式日記と経済展望

2008年09月20日 (23:32)

同一性主義のモデルの発生の力学について:近代的自我方程式(+i)*(+i)⇔(-i)

近代主義の人間、近代合理主義を奉じている人間は、同一性主義であるが、この同一性主義の基盤にあるモデルとはどのように発生するのだろうか。
 フロイトの心理学では、超自我というものを、そのようなモデルに考えている。今、思ったのであるが、超自我とは、超越神のレベルに当たるのではないだろうか。それは、PS理論では、おそらく、+iである。
 +iはイデア界にあり、端的には、超越界に存する。これを、超自我に関わる領域と見るのは可能であろう。とまれ、丁寧に考察を行いたい。
 +iが-iへと進展するとき、それは、自己保存性から、-iとは一致しない。確かに、-iへとは極限的に接近はする。そして、その結果が、⇒+1である。
 しかし、同一性主義的自我は、-i=他者を否定するのである。そのときに、同一性主義的自我にとって、モデル(模範)があるのではないか。あるとすれば、それは何か、これを検討したいのである。
 +iの原同一性自己にとって、-iの原他者は、まったく謎めいている。どうしても、認識できないのである。また、害を与える敵ともなる。
 しかし、そのように謎めく以前には、+iと-iは、いわば、原共鳴様態(+i)*(-i)にあったと考えられる。即ち、超越光から発光していた(⇒+1)のである。だから、+iが敵意を抱くのは、-iに対すると同時に、原共鳴様態に対してである。
 もっとも、本問題は解答は出ているのである。すなわち、原共鳴様態が翳り、それが、苦ないしは悲の様態となり、それを否定するために、原同一性+iは、同一性主義自己(自我)を形成するということである。
 思うに、このようになるのは、根本的に、同一性傾斜があるからであろう。【しかし、これは、一般的には、男子にあてはまることだと思う。女性の場合は、一般的には、同一性傾斜がないので、原共鳴様態における苦・悲が生じても、それは、同一性主義自己(自我)の形成にはならないと思う。女性の場合はどうなるのか、これは後で検討したい。】
 では、原共鳴様態を否定して、同一性主義自己形成をするとき、そのとき、なにか、モデル(模範)になるのか。
 今、ふと思いついたのであるが、原共鳴様態とは、原自己であり、これが苦・悲の様態となるのであるが、このとき、同一性傾斜した原自己は、原同一性の+ iをモデル(模範)にするのではないだろうか。つまり、原共鳴様態から+iへの回帰があるのではないだろうか。すなわち、(+i)*(-i)⇒+iの事態である。そして、これは、実際には、(+i)*(+i)⇒-1ではないだろうか。
 とまれ、ここで、鏡像を考えると、鏡像とは、端的に、+iである。そして、+iと+iとが合体して、-1になるのではないだろうか。もう少し精緻に言うと、原自己+1における+iと原同一性+iの合体が生起するということではないだろうか。だから、そのとき、原自己+1が否定・抑圧・排除・隠蔽されるということではないだろうか。
 図式化すると、原共鳴様態(+i)*(-i)があるが、この+iが原共鳴様態を否定する。それは、-[(+i)*(-i)]である。そして、これが、 (+i)*[-(-i)]となり、この否定様態における+iが、モデル(模範)の+iと合体するということではないだろうか。即ち、(+i)*(+i)⇒ -1である。
 まとめると、

(+i)*(+i)/*[-(-i)]


である。そして、/は、否定・抑圧・排除・隠蔽の境界である。思うに、これは、

(+i)*(+i)⇔(-i)  近代的自我方程式

と表記してもいいのではないだろうか。⇔は否定・抑圧・排除・隠蔽を意味するのである。そして、-iは当然、他者である。他者排除として、同一性主義自己が生起するということになるのである。これは、思うに、近代的自我方程式(近代合理主義方程式)と呼べるのではないだろうか。すなわち、左辺の最初の+i がモデルであり、2番目の+iが同一性傾斜であり、右辺の-iが他者ということである。
 これで、本件を終えたこととしたい。

P.S. ちなみに、近代的自我方程式の左辺の最初の+iは、唯一神・超越神(ヤハウェ)になるだろう。つまり、最初+iと2番目の+iとは質的に異なるのである。つまり、2番目の+iはMedia Pointにおける+iであり、最初の+iは、イデア界の+iではないだろうか。

2008年09月20日 (11:52)

米国経済国家管理措置問題:同一性主義経済の終焉と差異共鳴主義経済の勃興:不良資産のブラックホール

米国経済国家管理措置問題:同一性主義経済の終焉と差異共鳴主義経済の勃興:不良資産のブラックホール

テーマ:金融・為替・株式・債券・通貨・税

ポールスン財務長官の述べた、経済大危機に対する国家管理的施策であるが、三本柱となっている。

1)国家保障組織の形成であり、何千億ドルを投入して、「不良資産」を購入する措置。「不良資産買い取り機構」である。(問題資産を銀行から切り離す政策)

2)連邦(国家)による資金の保障の措置。(投資家元本保証)

3)(以下の叙述では不明であるが、おそらく)空売りの一時的な禁止の措置。(空売り規制)

いちばんの問題は、ポールスン財務長官の述べる数千億ドルの資金を何処から得るのかである。(日本から絞り取ろうとするのは目に見えているし、ドル紙幣大量発行の措置もあるだろう。)
 結局、連邦政府が負債を抱えることになる。AIGやファニーメイやフレディマックの国家管理化に加えて、今回の措置はそれをはるかに超える国家管理化であり、途轍も無い資金が必要になる。
 連邦政府の権威・威信によって、国家管理による救済措置を取るわけであるが、これが失敗すると、連邦政府破綻となる。
 いったいどこから資金を調達するのか。資金調達「マジック」は何か。
 ここで、日本以上に、中国資本が眼中に入る。そうすると、連邦政府は中国政府にいわば生殺与奪の権利を与えることになる。連邦政府の覇権の終りではないだろうか。多極化というよりは、中国覇権主義が発生することになるだろう。
 それとは別に、今度の国家管理措置によって、アメリカ経済/世界経済は回復するのだろうか。これまでの、マネーゲームは消えて、量的価値は縮小・収縮するだろう。差異共鳴資本主義へと向かわざるを得ないだろう。
 しかし、投入される公的資金の債務はどうするのか、である。これが、火薬庫である。大震源である。これがブラックホールである。

The US treasury has put forward a three-pronged plan. It wants to create a state-sponsored organisation which will spend hundreds of billions of dollars buying banks' bad debts.

Alongside this, there will be federal insurance to protect money held by nervous investors in usually ultra-safe money market funds which have been teetering this week due to their exposure to troubled banks.

Echoing action in Britain, the US authorities imposed a temporary ban yesterday on speculators who are accused of driving down financial stocks.

The treasury secretary, Henry Paulson, admitted that it would be expensive for the government to tidy banks' bad debts - but he said doing nothing would be far more costly.

http://www.guardian.co.uk/business/2008/sep/19/wallstreet.banking
Markets rocket on US bailout package for struggling banks

* Andrew Clark in New York
* guardian.co.uk ,
* Friday September 19 2008 16:35 BST

参考:

現在起こっている世界的な金融危機は、基本的に二つの要因から生じている。
2008.09.19 Friday

・・・・・

(解説)
一つは、デリバテイブに内在する不連続性の問題。
もう一つは、レバレッジに内在する、「架空の乗数的蜃気楼」、異次元を現存在と錯覚する人間の愚かな知性である。

このデリバテイブとレバレッジの異なる作用を混同する風潮が盛んに見られるが、このような不合理な風潮は、問題の解決を遠のかせてしまう。
http://blog.kaisetsu.org/?eid=682014
『海舌』 the Sea Tongue by Kaisetsu
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米財務長官、資産問題解決に向け追加で数千億ドル必要と表明
2008年 09月 20日 08:24 JST

[ワシントン 19日 ロイター] ポールソン米財務長官は19日、金融機関や経済を脅かす流動性の低い資産を除去する策が必要で、そのような資産問題から金融機関を救済するため追加で数千億ドルが必要になるとの認識を示した。

 同長官は「われわれは、金融システムにおける圧迫要因に対して、抜本的かつ包括的に対応するため、追加の断固たる措置を取る必要がある」と指摘。「額としては数千億ドルを検討しており、本当に効果を生み出し、本質的な問題解決のために十分な規模となる必要がある」と語った。

 これに先立ち財務省は、米短期資金投資信託(MMF)市場の信頼回復に向けた一時的保証プログラムのために、為替安定基金から最大500億ドル拠出すると発表した。

 長官は、ケースバイケースの対応は十分でなく、一段と包括的な対策について米議会関係者と協議するとした。

 「連邦政府は、金融機関を圧迫し経済を脅かしている流動性の低い資産を除去するプログラムを導入する必要がある。問題のある資産に対するこのプログラムは適切に作成され、最大限の効果をもたらす規模でなければならない一方で、納税者を可能な限り保護する内容でなければならない」と語った。

 速やかな追加措置が必要となるなか、一段と包括的な対策について、週末と来週にかけて議会と協力していくとした。

 「まず、モーゲージ市場に重要な追加資金を供給するため、米政府系住宅金融機関(GSE)のファニーメイとフレディマックは、モーゲージ担保証券(MBS)の買い取りを拡大する」と述べた。

 加えて、財務省も今月に入り発表したMBS買い取り計画を一段と拡大する方針を示した。

 長官は「これら2つの措置はモーゲージ資産に対するある程度の支援となるが、十分ではない」と指摘。問題資産の多くはGSEや財務省が買い取ることが不可能であり、こうした不良資産を取り除くための方策を議会が検討することが重要との見方を示した。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-33853620080919

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米政府、数千億ドルの問題資産買い取りへ−大恐慌以来の権限強化(2)

  9月19日(ブルームバーグ):米政府は問題資産を銀行から切り離す政策に動き、短期金融市場からの資金流出に歯止めをかけた。金融システムに対する連邦政府の権限は大恐慌以来で最も強化された格好だ。

  ポールソン米財務長官は19日の記者会見で、債権買い取りについて「数千億ドル規模になる」と予想。「明確な効果を表すほど大規模で、問題の核心を突いた内容にする必要がある」と述べた。

  財務省は19日、米国の為替安定化基金から最大500億ドル(約5兆 3800億円)を用い、マネー・マーケット・ファンド(MMF)投資家の元本を保証する計画を明らかにした。米連邦準備制度理事会(FRB)は商業銀行向けの融資を拡大した。17日にMMF解約総額が過去最高の892億ドルに上る中、今回の措置は崩壊の瀬戸際にある信用市場を救済することが狙いだ。

  ポールソン長官とバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長がまとめた今回の計画には、容易に現金化できない資産を企業のバランスシートから除去することが含まれる。これを好感し、株式相場は英国や中国など世界的に上昇した。ドルも上昇し、米2年債利回りは23年ぶりの大幅な上昇となった。

  プリンストン大学のアラン・ブラインダー教授(元FRB副議長)は「これは市場の治癒に向けた大きな一歩で、市場の不透明感払しょくに向けた大きな一歩でもある。これは非常に慎重に作成される必要がある。必要なのは大規模でシステミックな措置だ」と話した。

               空売り規制

  今回の計画は金融・住宅市場の改善に向けたポールソン長官とバーナンキ議長のこれまでの努力が失敗に終わったことを認める形となった。米政府は過去12日間にアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のほか、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を公的管理下に置き、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用を申請した。

  18日夜にポールソン長官とバーナンキ議長と会談した議会指導者は関連法案を早急に通過させる意向を表明している。

  コックス米証券取引委員会(SEC)委員長は18日、議会指導者と会談後、市場の流動性確保を目指した新たな規制を検討する姿勢を示した。SECは19日、金融株の空売りを10月2日まで禁止すると発表した。英当局は18 日、類似の措置をとった。


更新日時 : 2008/09/20 02:14 JST
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=acJox.ym3LrQ&refer=jp_news_index


米財務省:マネーマーケット・ファンドの保有資産保証へ-500億ドル拠出 米財務省は19日、マネーマーケット・ファンド(MMF)の投資家を金融市場混乱から守るため、米国の為替安定化基金から最大500億ドル(約5兆3800億円)を投じる計画を発表した。


米FRB、MMF支援へ公定歩合で貸出−GSE債購入計画も発表 米連邦準備制度理事会(FRB)は19日、銀行がマネー・マーケット・ファンド(MMF)の解約に応じる際の資金を融資する方針を表明した。また、金融市場の流動性を確保するため、プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)から政府支援機関(GSE)債を購入する計画も明らかにした。
http://www.bloomberg.co.jp/news/

2008年09月18日 (15:38)

更新の休止

しばらく更新はお休みします。
なお、以下のブログで更新は続けています。
Japonesian Trans-Apocalypse:Trans-Modern New Platonic Trans-Creation
http://ameblo.jp/renshi

INNOVATION OF PHILOSOPHY: NEW PLATONIC SYNERGY THEORY
http://protophilosophy.noblog.net/
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2008年09月11日 (16:11)

考察課題:テレビの視聴覚情報の洗脳力を哲学的に分析する

以下、飯山氏が、自民党総裁選のテレビ・メディアによる政治洗脳から悲観的になっているが、私見では、小泉元首相の政権のときのような一種ファシズム現象はないと見ているが(社会保障の崩壊で、衆民が無惨な思いをしていることがその大きな理由である)、それでも、テレビの視聴覚情報洗脳力は侮れないので、ここで、それを哲学的に分析、考察してみたい。
 以前から私は、テレビを視聴することは、直感的に、意識にとって、きわめて危険であると思っている。害毒・害悪が意識に流されるのである。
 視聴覚とは、緩衝回路がないので、直(じか)に感覚・知覚・意識に作用すると考えられる。しかし、直に作用するなら、自然現象もそうであるが、それは、危険の反対で、浄化作用をもつことが多い。
 テレビと自然現象の相違は、当然、人間の表現の介在の有無である。人間の表現、それも、放送局を介した人間の表現の介在、ここに問題がある。
 放送局が日本の場合、多くの人が指摘するように、政治経済支配権力と癒着しているのである。これは、メディアにおける封建的近代主義(国家統制主義)である(この点では、日本人は、簡単には、北朝鮮体制を笑えないのである)。
 今は、簡単に触れるに留めるが、テレビを介した言葉、表情等は、いわば、自然現象のように視聴者に届くのである。この「自然現象のように」というのが、たいへんな曲者である。すなわち、無批判に受容するということがここには生じているのである。
 これは、批判的思考をもっていない人は、そのようにテレビ視聴覚情報を信じてしまうのである。また、批判的思考をもっている人も、受容という点では、最低限は洗脳はされるのである。
 言い換えると、テレビ視聴覚情報は、人間のもつ素朴な受容力に作用して、それに取り入ってしまうという性質をもっていると考えられる。
 だから、情報化の現代、批判的思考を積極的にもつことが重要なのである。
 小泉構造改革のときに起った狂信的な現象であるが、私は、小泉元首相を見て、直感的に胡散臭いと感じた。おそらく、明晰な批判思考をもたなくても、直感力をもつならば、テレビ・メディアに洗脳されることはないと考えられるのである。
 勿論、批判的思考は形成されるべきであるが、それ以前に直感思考が必要だと思うのである。それは、端的には、差異の感性である。差異の感性があれば、直感的に、小泉元首相がパフォーマンスを行っているのが、わかるのである。
 そう、差異の感性とは、真の芸術的感性である。今日、真の芸術的感性が衰退しているので、このようなテレビによるメディア災禍(メディア・ハザード)が起るとも言える。(p.s. より的確に言えば、知的感性である。感性が個の基盤であるが、それを不連続化した知性における感性である。言い換えると、特異性の感性に基づく知性であり、知的感性、知的直感性である。Media Pointの感性である。p.p.s. 知的感性ないしは差異感性であるが、そこには、Media Pointが存するので、倫理的である。今日、マスメディアは、倫理が欠落しているのである。3p.s.  詩人シラーが説くように、芸術的感性と倫理は共通しているのではないだろうか。今日の社会のカオスの根源には、根本の精神性、芸術的感性と倫理との根本的共通性の認識の欠落があるのではないだろうか。すべては、近代的同一性主義、封建的近代的同一性主義による混濁・汚染・混乱に拠るのではあるが。)
 今はここで留める。もっと、後で緻密に検討したい。一言いうと、現象認識の問題である。皮相的な同一性主義認識に留まれば、当然、テレビ視聴覚情報に踊らされるのである。あるいは、言い換えると、個を形成していないとそうなるのである。結局、近代日本の問題、即ち、封建的近代主義という近代日本文化・社会の問題があるのである。(p.s. 結局、個の倫理の形成・確立の必要があるのである。個的倫理が形成・確立されなければ、法律は単に形式主義になるのである。個的倫理、差異的倫理、特異性の倫理が必要なのである。カントの実践理性とは、実は、Media Pointの差異共鳴能動力である。)

P.S.

芸術は倫理的であり、

倫理は芸術的である。


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転載被承認記事

◆ 2008/09/11(木) テレビ局.自民党のイメージアップに全面協力.
bansoko1
「絆創膏」から
koike1
「クールビズ」へ
 昨日から,テレビ局は,自民党の政策宣伝メディアになった.
 自民党総裁選の政策論争をニュースとして伝えるのではなく,自民党の政策を宣伝している.
 そうして,自民党のイメージアップに全面協力している.
 現代の選挙は,テレビを上手に活用した政党が勝つ.
 “テレビを利用する技術”は,自民党と公明党が圧倒的に上手だ.
 民主党の“テレビを利用する技術”. これは最低だ.
 党首の小沢一郎のテレビうつり. これも最低だ.
 そこで,今日の結論.
 (1)近々行われる衆議院選挙で,自民党は負けない.
 (2)政権交代は,ない.
 (3)日本の政治は何も変らない.
http://www.geocities.jp/o1180/index.html
低下低下=てげてげ

2008年09月09日 (22:41)

近代合理主義/近代的自我/唯物論の敗北:「影」の逆襲とトランス・モダン

今日の日本社会の病理、そして、世界社会の病理は、ひと言で言えば、近代合理主義/近代的自我/唯物論の敗北といえる。もっとも日本の場合は、正確に言えば、封建的近代主義である。
 近代主義は、「光」であり、非近代主義を否定して、「闇」に葬り、「影」となったのである。そして、今日、この「闇」・「影」の逆襲を受けているのである。
 今日、近代主義的「光」に対して、もろもろの「闇」=「影」が発生している。そこには、強烈・激烈・酷烈に、「悪」があるのである。そして、同時に、超越光が潜んでいるのである。そう、「影」を取り戻す必要があるのである。近代主義が否定・抑圧・排除・隠蔽した「闇」には、潜在・可能的超越光が潜んでいるのである。
 哲学的には、「闇」ないしは「影」には差異(差異共鳴性)が潜むのである。しかし、当然ながら、単に差異だけではなく、否定反動を含むのである。この否定反動は、同一性主義否定暴力だけでなく、差異からの反動性を含むといえよう。(ちなみ、フロイトの死の欲動概念であるが、それは、同一性主義否定暴力と差異的反動を区別していないのではないだろうか。後で検討である。)そう、だから、いわば、近代主義/同一性主義的活断層である。(ドゥルーズ哲学の差異とは差異的反動ではないかと思う。つまり、連続的差異である。また、差異的反動=連続的差異とは、オカルト主義の「霊」ではないだろうか。とは言え、シュタイナーのアーリマンとは、この同一性主義否定暴力であり、ルシファーとは差異的反動のことではないだろうか。後で検討。)
 そして、「影」には、真正の差異、差異共鳴性が潜在している。これは、どういう様態なのだろうか。同一性主義的否定面以外の「影」ということではないだろうか。つまり、少なくとも、「影」は三重ではないだろうか。すなわち、一つは同一性主義的否定性であり、一つは反動的差異であり、一つは純正差異ではないだろうか。
 だから、「影」の純正差異に到達するには、同一性主義的否定性と反動的差異性を乗り越える必要があると言えよう。仏教が言う空や虚空とは、この乗り越えによって到達する純正差異(Media Point)と言えるのではないだろうか。
 一番の問題は、この問題の経済領域における意味である。私が批判する同一性主義的金融資本主義とは、純正差異に到達していない「影」に支配されていると思われる。暴力的であり、狂気的である。
 では、経済領域において、どうやって純正差異を発現させたらいいだろうか。理論的に言えば、差異共鳴資本をそれとして、活用することである。差異共鳴資本の活用とは何か。具体的に言えば、先にも言ったが、技術革新への転化であり、社会保障制度への消費ではないだろうか。あるいは、事業への投資があるだろう。それを同一性主義的価値化することは、反動である。どう、端的に貨幣でいうと、貨幣価値は確かに、同一性価値=交換価値であるが、そこには、差異共鳴価値が潜在・内在していることを見なくてはならない。言い換えると、イデアとしての、ないしは、即非様相としての貨幣ということになるのではないだろうか。つまり、Media Pointとしての貨幣価値である。サブプライムローンのような金融資本主義は、同一性主義的なのであり、差異を完全に喪失しているのである。
 では、具体的には、どのように差異共鳴価値としての貨幣・資本を実現するのか、である。思うに、先にも示唆したが、差異共鳴価値贈与を企業が積極的に行うことで、そうなるのではないだろうか。これこそ、小さな政府が生まれる契機ではないか。
 後は、利益に差異共鳴価値税をかけることではないだろうか。それは、累進課税である。所得税である。とりわけ、利子による利益に対しては、差異共鳴課税をかけるべきだと考えられる。
 法的には、差異共鳴価値法を制度化すべきである。そう、これこそ、民主主義の経済法である。差異共鳴価値法は、思うに、企業の純粋創造力を高めるのではないだろうか。競争は、差異共鳴力にとって換わるのではないだろうか。今はここで留める。

清酒3万本に使用、回収へ=「辰之巳」から原料購入−熊本の酒造会社

9月9日13時24分配信 時事通信

 米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が農薬やカビ毒に汚染された事故米を食用に転売していた問題で、熊本県城南町の「美少年酒造」が事故米混入の可能性がある破砕米32.4トンを三笠フーズの関連会社「辰之巳」(大阪市)から仕入れ、「鬼ころし」など清酒7種8品目の計約3万本を製造、出荷していたことが9日、分かった。
 緒方直明社長が記者会見し、明らかにした。
 既に全国各地に流通しているが、美少年酒造は新たな出荷を自粛するとともに、流通分については自主回収する方針。
 同社によると、今年1月から5月にかけ、辰之巳から低価格帯の清酒原料に使用するため「国産米」として購入。問題発覚後、緒方社長が辰之巳に問い合わせたところ、「事故米は一切入っていないという報告を工場から受けている」などと回答を得た。しかし、8日に九州農政局などが調査した結果、伝票などが一致。混入した可能性のあることが分かった。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000094-jij-soci

2008年09月03日 (16:44)

一神教の問題:キリスト教三位一体と太元・太極的三位一体:トランス一神教的新太元文明の黎明

この問題は、東方キリスト教(正教会)と西方キリスト教(カトリック教会、プロテスタンティズム)との対立にも関係する重大な問題であるが、以下、本問題の解明の試論である。
 PS理論では、根源的三元性ないしは三一性を説く。それは、自己認識方程式の左辺に明確に現われている。即ち、(+i)*(-i)である。+iが一つの根源要素であり、-iがそれと対となる根源要素であり、双極を形成していて、その極性様態事象(根源事象)が、いわば、太元(太極)である。換言すると、根源的陰陽性(超越的極性)である。古事記では、これは、三柱の神として表現されていると考えれるのである。
 この根源事象を三位一体と呼ぶことができるだろうか。それは可能である。ならば、キリスト教の三位一体とはどう関係することになるのか、である。
 キリスト教の三位一体論は、推察では、この根源的三位一体論から発生しているが、それとの関係はいかなるものだろうか。すなわち、「父」と「子」と「聖霊」の三位一体と根源的三位一体との関係はいかに。
 「父」が問題であるが、「父」は、結局、太元・太極であると考えられる。つまり、「父」は本来「母」である。これが、キリスト教ないしは一神教の大問題点の一つである。
 「子」であるが、それは、根本的には、「母」の「子」である。これは、⇒+1の+1と推察できる。
 「聖霊」であるが、それは、端的に、差異共鳴エネルギーと考えられるので、Media Pointである。
 「父」が唯一神・超越神ヤハウェになっているのであるが(聖書には、本来、ヤハウェとは別に、エローヒームが存する)、ここにキリスト教ないしは一神教の最高度の問題があると言っても過言ではない。
 唯「独り」の神と言った時、それは、「子」の+1と混合されやすいだろう。言い換えると、「一(いつ)」の問題である。
 太元・太極を「一」と見ることは可能であるが、それは、「一」即「双極」なのである。だから、唯一神の「一」とは異質である。言い換えると、唯一神の「一」とは、端的に言えば、同一性主義なのである。超越的同一性主義なのである。差異=神々を排除して形成された超越的同一性主義である。
 だから、作業仮説的であるが、キリスト教三位一体性とは、根源的三位一体性とは異なるものであると言わなくてはならない。
 唯一神=超越神の超越的同一性主義を、根源的三位一体論から「脱構築」することができるのであるし、今日、それが必要になっていると考えられるのである。トランス一神教である。
 ヤハウェは、新しい太元・太極、即ち、新母神に包摂されることになるのである。もっとも、既述したように、ヤハウェは実際は、太元・太極・太母の極端な一面、物質主義的側面だったのである。それが、今や、生成回帰によって、本源的な双極様相を復活し始めたと言えるのではないだろうか。
 新たな「天の岩戸」の開扉である。ヤハウェが基盤・「インフラ」となり、新しい太母文明(新超越光文明)の黎明となっていると考えられるのである。

2008年09月01日 (22:31)

同一性主義の狂気の妄想性について:トランス・モダン・セラピー

後で考察したいが、先に同一性主義の狂気に言及したが、その狂気とは、非合理的衝動のことであったが、もう少し様態について言うと、妄想性がそこにあるのである。非合理的衝動だから、妄想性は入ってきておかしくないが、どのように妄想が発生するの、そのメカニズムを明らかにしたいと思う。
 これは実は、同一性主義批判の簡単な応用問題である。つまり、同一性主義という暴力構造ができあがると、同一性自己(自我)は、独善化するのである。自我は正しく、他者は誤りであるという二項対立形式が発生し、ある事象に対して、独善的に裁断するのであるが、この独善的裁断が妄想的ということである。二項対立(善悪二元論)的価値形式を、他者に適用するために、ありもしない観念(妄想)を他者に押しつけるのである。【p.s.  「ありもしない観念(妄想)」であるが、もう少し明確する必要があるだろう。ある人においては、妄想は、自我のシャドウ(影:否定された分身)の投影であるし、別の人においては、被害妄想である。これは、二項対立形式の優位系列が、反感によって、集合表象化したものと考えられよう。】
 思うに、今日の心の病(うつ病等)は、内因的には、近代合理主義/近代的自我/唯物論に、すなわち、近代的同一性主義に拠ると私は述べているが、あるうつ病の人のもつ妄想性はこの同一性主義の心因で説明ができるのではないだろうか。
 思うに、今日、近代的同一性主義(日本の場合は、封建・近代的同一性主義)から脱出することが求められていると言えよう。トランス・モダンが処方箋である。

p.s. 一言で言えば、差異=他者を排除した同一性主義短絡的自己完結回路が原因である。同一性主義的二項対立形式暴力・狂気・妄想が、独り歩きしているのである。最高度に危険な、超危機的な時代である。トランス・モダンへと超転換するときである。

It is high time for us to make
one of the greatist historic changes
from modern to tran-modern.

Turn into Trans-modern!


参考:

年間10兆円を超える市場規模に成長した情報サービス産業。しかし、肥大化・複雑化するプロジェクト、厳しくなる納期と顧客からの要求、疲弊する技術者、より厳しさを増す価格競争、人材不足などの課題が山積し、業界全体には悲壮感すら漂います。どうすればこの窮状を抜け出せるのか、自社をどういった方向に導けばよいのか、答えのない状況で苦しんでいる多くのSIerが、売上高至上主義のビジネスモデルからの転換に迫られているにもかかわらず、その構築ができていません。
http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/wat/semi/0809/

プロフィール

sophio・scorpio

  • Author:sophio・scorpio
  • 2004年(平成16年)9月23日、ブログ上で、ODAウォッチャーズ氏(ブログ『海舌』)と遭遇して、新しい理論、不連続的差異論が誕生しました。まったく思いもよらぬ出来事でしたが、この結果、独創的な理論が生まれたと自負しています。とても簡潔な理論ですが、文系、理系の分化を乗り越えた統一的理論で、多くの分野・領域に適用可能だと考えられます。
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