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2009年06月07日 (13:16)

プラトンとニーチェ:ゾロアスター教のトランス・モダン性

以下、Kaisetsu氏が、ゾロアスター教についてとても興味深い、意義深い考察を提示している。
 実は、さきほど、ニーチェの青年期の作品『プラトン対話篇研究序説』を少し拾い読みして、ニーチェが美学的立場から、プラトンの道徳的立場を批判しているのを読んだが、その後の代表作の『悲劇の誕生』のディオニュソスを考えて、ニーチェの思想はプラトンからそれほど離れていないと感じたのである。
 ディオニュソスとは、実は、差異共振エネルギーのことと言えるのであり、これは、道徳的であり、また、美学的である。思うに、ニーチェはプラトンを一神教としてのキリスト教的視点から見て、誤読している面があると思う。
 とまれ、道徳のことを考えていた点で、Kaisetsu氏のゾロアスター教の考察と偶然の一致となったわけである。
 そう、ニーチェは後に『ツァラトゥストラはかく語りき』を書いたのである。当然、ニーチェはゾロアスター教的なものに魅かれていたのである。
 Kaisetsu氏の洞察はブログを読んで確認していただくこととして、プラトンもニーチェも嫌っていた物質界についてであるが、これは、同一性主義の世界であり、精神を喪失した世界である。プラトンのイデア論とは、物質界を否定的に見ているのであり、現象界を否定的に見ているのではないと考えられる。イデアの影としての現象界であり、現象を介して、イデアがいわば直感されると言えよう。
 結局、問題は、物質と現象の違いなのである。プラトン、ニーチェともに、両者を混同している面がある。
 だから、感覚・感性の問題がここにはあるのである。おそらく、物質的「感覚」があるとすれば、それは、同一性から感覚・感性を捉えている結果である。しかしながら、差異から感覚・感性を捉えることができるというか、それが自然である。
 芸術的感覚・感性とは実は、差異的感覚・感性である。そして、これは、また、道徳・倫理的感覚・感性ともなるのである。そして、また、差異は真の認識の基礎である。真善美の一致とは根拠がある理念である。
 現代日本は、近代主義化されて、同一性が支配しているのであり、当然、道徳的に堕落しているのである。政治の世界に端的に現われているのである。
 とまれ、感覚・感性の問題に戻ると、結局、西洋の二元論が元凶であると考えられる。この二元論によって、精神と物質、心と身体等が分離されたのである。そして、感覚・感性を後者に所属させたのである。これが根源的な誤謬である。感覚・感性と物質性はまったく別のものである。だから、一種三元論を見るべきである。精神/感覚/物質の三元論である。
 そして、感覚・感性を介して精神が読みとれるのである。私は小泉元首相の風体や発語からペテン師であると直観したものである。
 近代主義とは、正確には、近代合理主義・近代的自我・唯物論であるが、それは、感覚・感性から精神を切り離してしまったのである。つまり、感覚・感性を同一性化してしまったのである。換言すると、本来、感覚・感性とは、精神感覚・感性であるが、近代主義はそれを同一性感覚・感性、あるいは、物質的感覚・感性にしてしまったということである。
 そして、即非の論理であるが、これは、実に東洋精神のまったき発露である。これは、精神感覚・感性の論理を結晶化させた概念である。
 西洋哲学が、神秘学者のウスペンスキー(もっとも、彼は、ロシア人である。ロシア人は東洋的である。)を除いて、即非の論理にまったく到達できなかったのは、その二元論的拘束からみて、当然であったと言えよう。
 いろいろ言いたいことがあるが、最後にゾロアスター教について述べると、私は昔から、ゾロアスター教に魅かれていた。何故なのだろうか。
 直感では、ゾロアスター教は肯定できるが、ユダヤ教、キリスト教は肯定できないのである。キリスト教の黙示録的終末論は、ゾロアスター教から取り入れたものである。(そして、捩じ曲げている。)
 そう、ゾロアスター教は一神教ではない、善神と悪神の「二元論」である。これがユダヤ教とキリスト教からの絶対的差異である。「二元論」というと混乱するので、二極論と言おう。ユダヤ・キリスト教は、二極論ではなく、二元論である。正確に言えば、同一性的二元論である。この同一性が絶対的に問題なのである。
 そして、ここで、Kaisetsu氏が提示されたソロアスター教の絶対的自由意思の視点が画期的に重要なのである。つまり、ユダヤ・キリスト教は同一性主義であるのに対して、ゾロアスター教は差異主義、絶対的差異主義であるということである。
 言い換えると、ユダヤ・キリスト教ではヤハウェやキリストが同一性のモデルになるが、ゾロアスター教では、それはないということになる。
 結局、西洋文明はこれまで繰り返して述べたように、同一性に傾斜した文明、否、過度に同一性に傾斜した文明であるということである。これが、道徳・倫理を偽善的なものに変質させてしまったのである。
 最後に、簡単にゾロアスター教について私見を述べたい。ゾロアスター教はやはり父権的である。しかし、父権主義ではないだろう。これは、大国主命とも関係するのである。東洋的父権とは、西洋的父権とは異なるのである。前者は母権主義を前提としている。イシスに対するオシリスである。つまり、大母神を背景とする父権である。ということで、ゾロアスター教の父権性とは、東洋的父権性であり、大母神的父権性と言えよう。

追記:「天皇制」もこの視点から見られるべきである。本来、それは、大母神的父権性であるが、国学のもつ一神教性によって、同一性的父権主義に染められてしまったと考えられるのである。国家神道のことである。
 本来の神道は、大母神的なのである。天皇は大女神の子である日御子である。

**************************

ゾロアスター教の注目するべき性格⇒「絶対的自由意思」と「宿命論(善の勝利)」の共存
http://blog.kaisetsu.org/?eid=752616
『海舌』 the Sea Tongue by Kaisetsu

参照:
古典ギリシアの精神―ニーチェ全集〈1〉 (ちくま学芸文庫) (文庫)
フリードリッヒ ニーチェ (著), Friedrich Nietzsche (原著), 戸塚 七郎 (翻訳), 上妻 精 (翻訳), 泉 治典 (翻訳)

このようにツァラトゥストラは語った 上 (1)(講談社文庫) (文庫)
ニーチェ (著), 吉沢 伝三郎 (翻訳)

このようにツァラトゥストラは語った 下 (2)(講談社文庫) (文庫)
ニーチェ (著), 吉沢 伝三郎 (翻訳)

参照2:因みに以下のような本もある。

扶桑国王蘇我一族の真実―飛鳥ゾロアスター教伝来秘史 (単行本)
渡辺 豊和 (著)

シルクロードの経済人類学―日本とキルギスを繋ぐ文化の謎 (単行本)
栗本 慎一郎 (著)

参照3:

ゾロアスター教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション , 検索
この項目には、一部のコンピュータや一部の閲覧ソフト で表示できない文字が含まれています(詳細 )。
ゾロアスター教
基本教義
ゾロアスター教
神々

アフラ・マズダー
スプンタ・マンユ
ヤザタ 、ミスラ
ズルワーン
アナーヒター
ウルスラグナ
フラワシ
神々(悪神)

ダエーワ
アンラ・マンユ
アジ・ダハーカ
アエーシュマ
サルワ
インドラ
聖典
アヴェスター
文学
シャー・ナーメ
人物

ザラスシュトラ
カルティール
ザッハーク
表 ・話 ・編 ・歴

ゾロアスター教(ゾロアスターきょう、英語:Zoroastrianism、独語:Die Lehre des Zoroaster/Zarathustra、現代ペルシア語:دین زردشت [Dîn-e Zardošt])は、古代バルフ(Balkh、ダリー語 ・ペルシア語 بلخ Balkh )の地に始まる宗教 である。バルフ は現在のアフガニスタン 北部にあり、ゾロアスター教の信徒にとっては、始祖ザラスシュトラ が埋葬された地として神聖視されてきた。

ゾロアスター教は、善 と悪 の二元論 を特徴とするが、善の勝利と優位が確定されている宗教である。一般に「世界最古の一神教 」と言われることもあるが、これは正しくはない。ゾロアスター教の中では、アムシャ・スプンタ など多くの神々が登場する。開祖はザラスシュトラ(ゾロアスター、ツァラトゥストラ)である。その根本教典より、アヴェスター の宗教であるともいえ、イラン古代の宗教的伝統の上に立って、ザラスシュトラが合理化したものと考えられる。

光の象徴としての純粋な「火」を尊んだため、拝火教(はいかきょう)とも呼ばれ、また祆教(けんきょう)ともいう。他称としてはさらに、アフラ・マズダー を信仰するところからマズダー教の呼称がある。ただしアケメネス朝の宗教をゾロアスター教ではないとする立場(たとえばエミール・バンヴェニスト )からすると、ゾロアスター教はマズダー教の一種である。パーシ(パールシー)教徒とも呼ばれる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%95%99

参照4:
大国主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション , 検索

大国主(おおくにぬし)は日本神話 の中で、出雲神話に登場する神 である。天の象徴である天照大神 に対し、大地を象徴する神格でもある。

別称 [編集 ]

大国主は多くの別名を持つ。これは神徳の高さを現すと説明されるが、元々別の神であった神々を統合したためともされる。

* 大国主神(おおくにぬしのかみ) - 大国を治める帝王の意、あるいは、意宇国主。すなわち意宇(おう=旧出雲国東部の地名)の国の主という説もある。
* 大穴牟遅神・大穴持命(おおあなもち)・大己貴命(おほなむち) - 大国主の若い頃の名前
* 大汝命(おほなむち)-『播磨国風土記 』での呼称
* 大名持神(おおなもち)
* 八千矛神(やちほこ) - 矛は武力の象徴で、武神としての性格を表す
* 葦原醜男・葦原色許男神(あしはらしこのを) - 「しこのを」は強い男の意で、武神としての性格を表す
* 大物主神 (おおものぬし)
* 大國魂大神(おほくにたま)
* 顕国玉神・宇都志国玉神(うつしくにたま)
* 国作大己貴命(くにつくりおほなむち)・伊和大神(いわおほかみ)伊和神社 主神-『播磨国風土記』での呼称
* 所造天下大神(あめのしたつくらししおほかみ)- 『出雲国風土記 』における尊称
* 幽冥主宰大神 (かくりごとしろしめすおおかみ)

出自・事績 [編集 ]

『日本書紀 』本文によるとスサノオ の息子。また『古事記 』、『日本書紀』の一書や『新撰姓氏録 』によると、スサノオの六世の孫、また『日本書紀』の別の一書には七世の孫などとされている。

スサノオの後に少彦名神 と協力して天下を経営し、禁厭 (まじない)、医薬などの道を教え、葦原中国 の国作りを完成させる。国土を天孫・瓊瓊杵尊 に譲って杵築(きづき)の地に隠退、後に出雲大社 の祭神となる。

因幡の白兎の話、根の国訪問の話、ヌナカワヒメへの妻問いの話が『古事記』に、国作り、国譲り等の神話が『古事記』・『日本書紀』に記載されている。『出雲国風土記 』の意宇郡母里郷(現;島根県 安来市 )の地名起源説話には「越八口 」を大穴持(大国主)命が退治し、その帰りに国譲りの宣言をしたとある。

* 因幡の白兎
* 大国主の神話 (八十神の迫害・根の国訪問・大国主の妻問い)
* 大国主の国づくり
* 葦原中国平定

妻・子孫 [編集 ]
大国主の系図(古事記による)。青は男神、赤は女神、黄は性別不詳

大国主は色々な女神との間に多くの子供をもうけている。古事記には180柱、日本書紀には181柱と書かれている。

* 正妻であるスサノオの娘のスセリビメ については、記述がない
* 高志の国の奴奈川姫命(沼河比売 )についても記紀神話での記述はないが、葦原中国平定において大国主の子として登場する建御名方神 (タケミナカタ)が奴奈川姫との間の子であるという伝承が残されている。
* 最初の妻のヤガミヒメとの間に木俣神
* 宗像三神 のタキリビメ との間にアヂスキタカヒコネ (賀茂大神)・タカヒメ(シタテルヒメ )の二神
* カムヤタテヒメとの間に事代主
* ヤシマムジの娘のトトリヒメとの間にトリナルミ。以降、トリナルミの系譜がトリナルミ以下9代列挙されている。
* 大国主の求愛を拒んだ女性に、出雲郡宇賀郷のアヤトヒメがある。拒んだ理由として、スセリヒメが嫉妬深い性格であること、スセリヒメの嫉妬を想像したヤカミヒメが子供を斐川町直江で放棄し、故郷の因幡の国にもどってしまったことがあげられ、「出雲風土記」に記載されている。

沼河比売と建御名方命

信仰・伝承 [編集 ]

国造りの神、農業神、商業神、医療神などとして信仰されている。また、「大国」はダイコクとも読めることから、同じ音である大黒天 (大黒様)と習合して民間信仰に浸透している。子の事代主 がえびす に習合していることから、大黒様とえびすは親子と言われるようになった。

大国主を祀る主な神社 [編集 ]

大国主を祀る神社の代表は出雲大社 (島根県 出雲市 )で、他に大神神社 (奈良県 桜井市 )、気多大社 (石川県 羽咋市 )、気多本宮 (同七尾市 )、大國魂神社 (東京都 府中市 )のほか、全国の出雲神社で祀られている。

・・・・・
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E4%B8%BB
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再度、ゾロアスター教について、ウィキペディアを抜粋。 ゾロアスター教 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (一部、抜粋) ゾロアスター教では、宇宙の法たる神(光明神)アフラ・マズダーを主神とし、アフラ・マズダーに従う善神スプンタ
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