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2009年11月21日 (22:20)

ルシファー問題:アンラ・マンユ=+1、ルシファー=-1ではないか:同一性に対する超越性の参入

先に、差異共振における+iの傾斜がルシファーと述べたが、それでは、不十分である。
 +iと-iの差異共振が、根源的に発動する。これが、原知覚である。差異共振現象とは、光現象であるが、それを、+iが認識しようとする。即ち、言語的認識を行うのである。例えば、「アレは、何。」「アレは船。」 「船」という言葉は+1である。「船」自体は-iである。つまり、「アレ」は他者-iであるが、「船」という言語は同一性+1である。
 問題は発話行為のとき、+iが優位であり、-iが劣位であることである。この二項対立が、男性においては、根源的にあるのである。
 差異共振現象=光現象における優位性である+iがルシファーであると考えられる。
 差異共振現象が基礎にあるので、根源は「神秘」であるが、+iが主導的になるので、他者-iに対して、「傲慢」なのである。堕天使というのは、的確である。
 そして、これが、+1のアンラ・マンユ(アーリマン)と結びついて、近代的自我/近代合理主義が生まれるのである。
 ルドルフ・シュタイナーは、両者の間に「イエス・キリスト」を置いている。しかし、シュタイナーのイエス・キリストはアフラ・マズダーの「化身」である。
 結局、他者-iの積極的肯定によって、差異共振均衡が生まれるのであり、それが、「善霊」であろう。
 問題は、-iの力学である。+iの傾斜(男性の場合)があるとは言え、元々、差異共振力学がある。それを+iの傾斜は歪めているのである。
 だから、差異共振力学は、反発すると考えられる。思うに、地震の力学と似ているのだろう。つまり、活断層である。精神的フィルターが活断層になっているのだろう。
 +i=+1(誤謬)となり、差異共振力を抑圧する。つまり、-iや差異共振を排除するのである。これは、-(-i)であろう。
 すると、やはり、-1が生まれると考えられる。だから、-1がルシファーではないだろうか。(+1がアンラ・マンユ〔アーリマン〕となる。)
 だから、±1で虚数の差異共振を抑圧していることになる。しかしながら、根源的エネルギーは差異共振エネルギーであり、これを抑圧することは、主体自体のエネルギーの枯渇を意味する。これが、鬱病等の精神的病気をもたらすと考えられる。
 しかし、エネルギーを補給しようとしても、+iが、±1の壁によりエネルギー回路を閉鎖しているので、取り入れられないのである。だから、エネルギーの枯渇が拡大するのであり、病気が進むのである。
 思うに、差異共振エネルギーは、初期的には、同一性を形成する(1/4回転)。しかし、その後、さらに、1/4回転を生じて、本来の差異共振性へと回帰するということではないだろうか。
 つまり、イデア・エネルギーとは、1/4回転を進展させるのであり、同一性と差異のサイクルが生じるのではないだろうか。奇数回の1/4回転は同一性、偶数回の1/4回転は差異を形成するということになる。
 最初の1/4回転はせいぜい20歳くらいまでであろう。そして、20歳を越えると、二回目の1/4回転が生じるように思う。
 しかしながら、最初の1/4回転(同一性)の影響が強いので、生じた差異がそれと葛藤状態になると思われる。いわば、分裂状態になるのである。
 その後、試行錯誤して、コントロールしようとする。しかし、これは、至難の業であり、多くは、妥協し、誤魔化すだろう。そして、いい加減な人間、愚人が生まれるのである。
 とまれ、中年で危機が来るだろう(参照:ユングの説く「中年の危機」)。そのとき、真摯に対処しないと狂気へと展開するだろう。
 そう、超越性が「侵入」するのである。ここで、ある人は、信仰者となるだろうし、ある人は、なにかに打ち込むようになるだろう。
 とまれ、超越性を包摂する身体的精神を形成する必要があるのである。
 とは言え、超越性は同一性の精神にとっては、本来、肯定できないものである。ここで躓くのである。
 超越性を受容することは実に困難である。つまり、同一性(物質)的現実とのバランスを形成することが難しいのである。
 また、超越性を否定する唯物論(近代合理主義)がハイパーに進展すると、超越性は衝動となり、同一性を駆り立てて、悪魔・悪霊的行為を為すようになるだろう。
 今日の猟奇的事件はこのような背景があるのではないだろうか。
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