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2013年01月04日 (15:39)

易経批判:易経の父権的国家イデオロギー化:陰陽論が二項対立に変質:儒家と道家

易経批判:易経の父権的国家イデオロギー化:陰陽論が二項対立に変質:儒家と道家

『易経(上)』(岩波文庫)の解説を読み続けて、易経の陰陽論としての性格を喪失した事態が史的に生じたと確信した。それは、易経の父権化である。これは理論・哲学的に由々しき事態である。何故なら、無双陰陽原理から見ると、陰陽原理とは、基本的には、陰と陽とは対等であり、陽が主、陰が従となることはありえないからである。あえて言えば、陰陽原理は、名前から、陰が先で、陽が後であるから、陰が主であり、陽が従である。
 この点では、『老子』の玄牝(げんひん)を根源とする視点は正鵠を射ていると考えられるのである。
 『易経』は『老子』の視点、母権主義、無双陰陽原理の視点で理解、認識されないといけない。以下、問題の箇所を引用する。尚、問題個所に下線をつける。

「・・・、『太極とは天地未だ分れざるの前、元気混じて一と為るをいう』とあるのが、おそらく最も古義を得ていると思われる。この一元の気が変化してあるいは陰となりあるいは陽となって無限の作用をなすのである。ゆえに太極は陰陽を包括する大陽の気であるということができる。易の思想は、陰陽を対待して説くけれども、最も重んずる所は生成と発展を主とする大陽にあるのである。ゆえに太極もまた―を以って表わしている。易は『一陰一陽、これ道と謂う』といって、陰陽二気の作用を説くのであるが、それが未だ陰陽に分かれないであるいは陰となりあるいは陽となるところの根元的な一元気は、活動的流行作用を説く易にあっては、それが凝集静止する陰に属すべきものではなくて、活動流行の陽的なものであることが予想されなければならない。この一元気が陰陽に分かれて剛柔変化の作用をなし、陽徳を以って剛健となし陰徳をもって柔順となし、陽を以って陰をひきい、陰を以って陽に従うとなすのが、易の本旨である。ゆえに易は陰陽の二元を以って万物の理を明らかにするのであるが、尊ぶところは陽にあって、陰は陽に従いこれをうけるものである。道家が虚静無為を主とするのに反して、儒家が剛健正大の徳を尊ぶのは、またこれに基くのである。」p. 42)

「 3)国家、家族、朋友、処世
 繋辞伝の冒頭に『天は尊く、地は卑しくして乾坤定まる』とある。これは易における根本観念である。陰陽は相対するものであるが、易は陽を尊び陽を以って陰を兼ねることのできるものである。乾を君となし、坤を臣となす。君主は天の如く絶対的に尊厳であり、臣は坤道の如く柔順であらねばならぬ。これを易における国家に対する君臣思想とすることができる。」(p. 52)

以上の下線部から、易の陰陽論が、父権国家二項対立イデオロギーで変質しているのがわかる。変質というよりは、反陰陽論化である。陰陽論の破壊である。易経はこの時点で陰陽論ではなく、父権二項対立イデオロギー、西洋文明的イデオロギーに捻じ曲げられてしまったのである。
 まだ、詳述したいが、今は、ここで留める


『老子』を読む 6 | mojabieda Blog
mojabieda.jugem.jp/?eid=581 - キャッシュ
2009年1月7日 – その万物の源(谷神)と母性(玄牝)とを老子は重ねている。女性原理、母性原理というのか。老子の当時の社会で、女性がどのように見られ、扱われていたのかは知らない。しかし、はるかな過去からはるかな未来へとつづく万物の永遠の流れ ...

老子小話from有無 no-6
www.medianetjapan.com/town/meeting/.../no-6.htm - キャッシュ
これを玄牝といい、道の働きも、この玄牝と同じである。 玄牝の働きが現れる陰門から、万物が生まれ出るので、. これは天地(万物)の根源という。 ... 老子が生きていた春秋時代は、農民が地方諸国の国力を支えた。 有事には、農民は兵士となって国を防衛した ...





易経と無双陰陽原理

テーマ:無双陰陽原理/トランス・サイエンス
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『易経(上)』(岩波文庫)の解説に無双陰陽原理の根本原理を説明すると考えられる文章があるので、引用したい。
 「次に何ゆえに--、-を以って陰陽を表現する符号としたかという問題が附随してくるのであるが、思うに金文等によって上古文字の変遷を考えると-は○から転化して来ているのであるから、-は円転性や連続性のものを表わし、したがって--は折断性(切断性?)や不連続性のものを表わすことになる。・・・そしてこの二つの符号を基本として、実際的に吉兆の判断をなす場合に、否定と肯定との作用をなすものとして運用されて来たものであろう。」(p. 13~p. 14)
無双陰陽原理では、-(陽爻)は、陽=頭=自我=同一性であり、陰との関係においては、連続的同一性をなすものである。これは、不連続的差異論の核心部分である。
 また、--(陰爻)であるが、陰は、不連続的差異論においては、不連続的差異であり、無双陰陽原理では、差異・他者であり、以上の説明にぴったり合うのである。

追記:
整理すると、

陽(-):連続性・・・同一性・・・自我・・・頭・・・合理性

陰(--):不連続性・・・差異・・・他者・・・肚・・・神秘性


『易』の構成 | 易経ネット
www.ekikyo.net/contents/kousei.html - キャッシュ
易』の構成. 『周易』の原文は、ポケット版の小冊子で150項ほどのもので、「経(けい)」と呼ばれる本文と「伝(でん)」と呼ばれる解説部分からなっています。 ... 鳥の翼がその全身を空気中に支えるように、『易経』の本文を助け支えるという意味で、. 彖伝(たんでん) ...

易経 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/易経 - キャッシュ
易経』(えききょう、正字体:易經、拼音: Yì Jīng )とは、古代中国の占筮(細い竹を使用する占い)の書である。符号を用いて状態の変遷、変化の予測を体系化した古典。中心思想は、陰陽二 ..... 中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。 易経 ...

易経原文_frame
mokusai-web.com/shushigakukihonsho/.../ekikyou_body.h... - キャッシュ
易曰、見龍在田、利見大人、君德也。 九三曰、君子終日乾乾、夕惕若、厲无咎、何謂也。子曰、君子進德脩業。忠信所以進德也。脩辭立其誠、所以居業也。知至至之、可與幾也。知終終之、可與存義也。是故居上位而不驕、在下位而不憂。故乾乾。因其時而 ...
周易 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/周易 - キャッシュ
周易(しゅうえき)は易経に記された、爻辞、卦辞、卦画に基づいた占術である。「易」の意味は、変化、蜥蜴、日月、など、昔から諸説ある。伝説によると易経は周王朝時代に成立した、中国で最初の書物とされているが、易経の繋辞伝は漢の時代に成立したもの ...
易、周易
homepage2.nifty.com/~meigaku/eki.htm - キャッシュ
易には、連山、帰蔵、周易の三種類あったといわれています(周礼)が、連山、帰蔵についてはどういうも のであったかまったく ... 易は占事に対して卦を立て将来の得失、吉凶を占うわけですが、周易は得卦の象を見てまた爻の示すとこ ろにより神意(自然の変化 ...
文王 (周) - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/文王_(周) - キャッシュ
文王(ぶんのう、ぶんおう、? - 紀元前1152年-紀元前1056年 寿命 97才)は、中国の周朝の始祖。姓は姫、諱は昌。父季歴と母太任の子。周王朝の創始者である武王の父にあたる。 文王は商に仕えて、三公(特に重要な三人の諸侯)の地位にあり、父である季 ...
周公旦 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/周公旦 - キャッシュ
魯の開祖で周公は称号と思われる。文王の第四子で、初代武王の同母弟である。次兄・武王の補佐を勤め、さらに武王の少子(年少の子)の成王を補佐して建国直後の周を安定させた。太公望や召公奭と並び、周建国の大功臣の一人である。 兄の武王存命中 ...
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