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2013年04月03日 (18:34)

気的身体理性とプラトンのエロース(愛)

テーマ:無双陰陽原理/トランス・サイエンス

今、数十年ぶりにプラトンの『饗宴』を読んでいるが、直観では、プラトンのエロースとは、私が先に唱えた、陰(身体)と陽(自我)を結ぶ第3のもの、即ち、気的身体理性と合致するのではないかと思い始めている。
 有名な事柄であるが、パウサニアスは、アフロディテには、二種のエロースがあると言い、天の娘(ウラニヤ)と万人向きのもの(パンデモス)と呼んでいる。しかしながら、勘違いしてはいけないのは、この二種のエロースをプラトンは、二項対立させてはいない。確かに、ヒエラルキーはあるが、差別はしてない。
 つまり、言わば、天のエロースと地のエロースを結びつけて、前者への移行を説いていると言える。
 そして、両者の接点にもエロースが存すると考えられる。それが、私の説く第3のもの、気的身体理性と重なると思われるのである。
 私は、セクシー・スピリチュアリズムを説いているが、それは、正に、天のエロースに通じるのであり、また、地のエロース的要素も昇華的にもっているのである。また、そこには、気的身体理性が働くのであるから、正に、プラトンの接点のエロースに通じると思われるのである。
 読後に、詳述したい。

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饗宴

『饗宴』(きょうえん、古希 : Συμπόσιον、Symposion、シュンポシオン)は、プラトン の中期対話篇 のひとつ。そのイデア 論を代表する著作の一つである。トラシュロス による伝統的副題は「恋について」。恋とはエロース(愛 )である。
構成 [編集 ]
パレロン の位置。図の中央下。
登場人物 [編集 ]
後代話者 [編集 ]

* アポロドロス (Apollodorus of Phaleron ) - アテナイ 近郊の漁村パレロン 出身のソクラテスの友人・崇拝者。激情家として知られ、ソクラテス臨終の際には大声で泣き喚いた様が『パイドン 』に描かれている。
* 友人

回想部話者 [編集 ]

* アリストデモス - アテナイのキュダテナイオン 区出身のソクラテスの友人。回想は彼視点で語られる。
* ソクラテス - 53歳頃。
* アガトン - 悲劇 詩人。ゴルギアス の弟子。饗宴の主催者。
* パウサニアス - アテナイのケラメス 区出身アガトンの恋人。プロディコス の生徒。
* パイドロス - アテナイのミュリノス 区出身。弁論家リュシアス の心酔者。彼を冠した対話篇もある。
* エリュクシマコス - 医者。
* アリストパネス - 喜劇詩人。『雲 』によって、ソクラテスに対する大衆の偏見を広めた(『ソクラテスの弁明 』)。
* アルキビアデス - 容姿端麗な名家の子息にして、政治・軍事指導者。ペロポネソス戦争 では主戦論を展開し、ちょうど本作回想部の設定年代(紀元前416年 [1] )の翌年である紀元前415年 、ニキアスの和約 を破り戦争再開、その後亡命生活を繰り返すなど波乱の人生を送る。彼の師と看做されていたことが、ソクラテスが告発される一因となった(『ソクラテスの弁明 』)。初期対話篇『プロタゴラス 』にも登場。

時代・場面設定 [編集 ]

紀元前400年 [1] 頃のアテナイ 。アポロドロスは友人に、紀元前416年 [1] にあった饗宴の話を教えてほしいとせがまれる。

アポロドロスは、ついこの間も、別の知人からその話をせがまれたことを明かしつつ、その饗宴は自分達が子供の頃のかなり昔の話であり、自分も直接そこにいたわけではないが、そこに居合わせたキュダテナイオン区のアリストデモスというソクラテスの友人・敬愛者から、詳しい話を聞いて知っていること、また、その知人にパレロンの自宅からアテナイ市内までの道を歩きがてら、語って聞かせたので、話す準備はできていることを述べつつ、アリストデモスが述べたままに、回想が語られる。

回想内容は、アテナイの悲劇詩人アガトン が悲劇のコンクールで初優勝した翌日、その祝いに友人を招いた饗宴での会話として設定される。ソクラテスはこの出席者のひとりである。標題『饗宴』はこのアガトンの祝賀饗宴を指す。
内容 [編集 ]
あらすじ [編集 ]

対話篇は大きく三つの部分にわかれる。

1. エロス賛美の演説 - アガトンの祝宴に招かれたソクラテスとアガトンの対話から、ソクラテスの提案で、愛の神エロス を賛美する演説を行うこととなる。パイドロス、エリュクシマコス、アガトン、アリストパネスが演説を行う。[要検証 – ノート ]
2. ソクラテスの演説 - ソクラテスは自分の説ではなく、マンネンティア出身の婦人ディオティマに聞いた説として、愛の教説を語る。
愛(エロース)とは欠乏と富裕から生まれ、その両方の性質を備えている。ゆえに不死のものではないが、神的な性質を備え、不死を欲求する。すなわち愛は自身の存在を永遠なものにしようとする欲求である。これは自らに似たものに自らを刻印し、再生産することによって行われる。このような生産的な性質をもつ愛には幾つかの段階があり、生物的な再生産から、他者への教育による再生産へと向かう。愛は真によいものである知(ソピアー)に向かうものであるから、愛知者(ピロソポス)である。愛がもとめるべきもっとも美しいものは、永遠なる美のイデア であり、美のイデアを求めることが最も優れている。美の大海に出たものは、イデアを見、驚異に満たされる。これを求めることこそがもっとも高次の愛である。(以上、ディオティマの説)
3. アルキビアデスの乱入 - ソクラテスの信奉者である若いアルキビアデスが登場する。アルキビアデスはすでに酔っており、ソクラテスが自分をいかに愛さなかったか、自分がソクラテスを愛者(当時のアテナイでは、パイデラスティアー(paiderastia少年愛 )という年齢が上のものが下のものを愛人とし、さまざまな庇護や社会についての知識を与えるのが通例であった)にしようとしていかに拒まれたか、また戦場でソクラテスの態度がいかに立派なものであったかを語る。これはいままで抽象的に展開されてきた愛を体現した人として、プラトンが師の肖像を描こうとした部分といえる。

アルキビアデスの乱入のあと饗宴は混乱し、夜通し騒いだ後みなが宴席で寝静まったところに、ソクラテスは酔い乱れることもなく、体育場へ出て行く。
補足 [編集 ]
人間の起源 [編集 ]

エロスに関する演説では、ソクラテスの同時代人の文体と思想がさまざまに模倣されている。特に有名なものは、アリストパネスのくだりである。

男と女はもと背中合わせの一体(アンドロギュロス)であったが、神によって2つに切り離された。このため、失われた半身を求めるのだ、というもの。この部分はテクストの文脈を離れてしばしば参照される有名な部分である。配偶者のことをone's better half, one's other half というのは、この説話に由来する。
『ヒュペリオーン』への影響 [編集 ]

ソクラテスが言及するディオティマは、「恋のことでもその他のことでも、何にでも通じる知者」とされる。ヘルダーリン の『ヒュペリオーン』に登場するディオティーマの造形はこれに多く拠っている。ディオティマは紀元前430年頃にはアテナイにいた実在の人物のように書かれているが、一般にプラトンの創作の人物であると考えられている。ただしフェミニズム 哲学では、ディオティマの実在性を主張し、女性哲学者としての地位を与えようとする試みがある[要出典 ]。
訳書 [編集 ]

* 『プラトン全集〈5〉 饗宴 パイドロス』 藤沢令夫 編、鈴木照雄 訳、岩波書店 、初版1974年 復刊2005年
* 『饗宴』 久保勉 訳、岩波文庫 、改版2008年、ワイド版2009年
* 『饗宴』 森進一 訳、新潮文庫 、改版2006年
* 『饗宴 パイドン 』 朴一功 訳 京都大学学術出版会 〈西洋古典叢書〉、2007年

ギリシャ語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。
饗宴
英語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。
饗宴
脚注 [編集 ]

1. ^ a b c 『饗宴』 久保勉 訳 岩波文庫 p45

関連項目 [編集 ]

* プラトニック・ラブ
* クセノポン 、同名の『饗宴』がある
* イデア

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カテゴリ :

* プラトンの著作
* 紀元前1千年紀の書籍

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