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2013年06月02日 (11:04)

What is light?:光とは何か?:陽・光が個原理で、陰・闇は全体で自我の原理なのか?

テーマ:不連続的陰陽ヴィデア論:イデア=エイドス

今、新陰陽ヴィデア論(陰が本体で、陽は派生物)に立って、論じているが、太一(太極)=太陰ということになり、女性・母権の根源がこれでわかった。(それは、物理的には、穴のようなものなのだろうか。今の段階では、点・ポイントと見ているが、穴という見方もできよう。これは検討課題である。)
 根源は闇、太闇である。それが中心で、そこから、円が生まれ、円周は陽、光である。
 ジェンダー的に言うと、女性は闇であり、男性は光である。この闇と光には善悪はない。異質な価値があるだけである。
 とまれ、女性を闇と見ることで、女性の存在の謎が解明するだろう。男性は光の視点から女性を認識しようとするが、闇を光は知らないのである。
 逆もそうである。女性の闇の視点から男性を認識しようとするが、光を闇は知らないのである。
 しかし、闇が光を産むのである。処女生殖が本来的なのがわかる。アルテミス、処女神アテナ、聖母マリア。
 根源を陰=闇として、存在の謎がかなり判明したが、逆に、光=陽がいったい何であるのかが今や問題である。
 直観では、闇の反転が光である。しかし、光は光の意味があると考えられる。
 闇の反転としての光と言ったが、闇から光が飛び出すとも言える。
 とまれ、闇にとり、光の誕生は最高の奇蹟だったに違いない。闇は光を必要にした。
 闇を母親にすると、光は子である。(キリスト教の父と子であるが、父は本来は母である。キリスト教ないし一神教のジェンダー転換については検討問題である。)
 思うに、ヘーゲル哲学的になるが、内在していたものの外化が光の発生ではないだろうか。闇の中に光が内在していたということになる。女性の中に男性が存在していたということにもなろう。(アダムのあばら骨からのイヴの誕生は逆であろう。)
 次のようにイメージしよう。原初期、陰=闇の中に陽=光が閉じ込められている。この内なる陽=光が表面化、外化するときがある。これが、陰陽分化のように思える。そして、それから、陰陽共振で螺旋生命現象が発生するのではないだろうか。
 とまれ、陰=闇の内なる陽=光がポイントとなるだろう。闇の中の光である。しかし、それを表面化・外化するときが現象化である。ギリシア神話で言えば、ディオニュソスからのアポロの誕生である。
 ここで、セクシュアリティについて言えば、陰=闇と陽=光の分極化からの再合一化が性交と考えられる。陰=闇は陽=光を再び内在化せんとするのである。また、陽=光は陰=闇の内部へと回帰せんとするのである。これは、精神的にはイデア界への回帰である。プラトンのエロースである。
 さて、本題の光とは何かである。それは、個の原理ではないのか。個核、個点、個子ではないのか。
 陰=闇は宇宙全体、コスモスである。それに対して、光=陽は個原理ではないのか。
 私は不連続的差異論の段階で、知即存在ということを言ったが、この光・陽を内在する闇・陰がそれだと思われる。
 わかりやすく言えば、卵を考えればいいのである。黄身が光であり、それを包むものが闇である。
 以上のようにざっと見て、光=陽=男性の働きの意味がわかってきた。それは、個原理である。女性は全体原理である。
 陽根・男根の役割は、個原理を全体原理にもたらすことではないだろうか。(これは思いつき程度である。)
 とまれ、性とは、個即全体の原理を意味するのではないだろうか。これは、個即非全体ということでもある。
 個は個であり、また、全体であるということである。
 そう、光球をイメージするといい。表面は光であり、それが、個である。しかし、内部や闇であり全体である。しかしながら、闇の中心には原光があるのではないだろうか。
 そう、陰・闇は自我の原理となり、陽・光が個の原理、これは、実は他者の原理ではないだろうか。キリスト原理はこれだろう。
 私は陽・光が自我をもたらす考えてきたが、陰・闇が自我をもたらし、陽・光は個=他者をもたらすのではないだろうか。
 これは後で熟考したい。
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