2006年12月27日 (15:53)

検討問題:差異共振経済について:トランス・モダン・エコノミーに向けて

この問題に関して直接検討する前に、志向性について、さらに確認していかないといけない。即ち、連続的同一性の志向性と差異共振シナジーの志向性である。あるいは、そのような二つの志向性を考えていいのか、という問題も含めて、検討しなくてはならない。そして、さらに、近代主義・近代化の問題を関わらせなくてはならない。
 ここで、簡単に予見を言うならば、メディア界から現象界へと発現するということは、差異共振シナジーが、連続的同一性化することであるが、現象化エネルギーとは、別に、脱現象化エネルギーがあるのであり、それでバランスがとれるような考え方をしてきた。しかしながら、人間の「自然的態度」(フッサール)においては、連続的同一性自我と差異共振性自己とが癒着していて、連続化しているのである。言い換えると、差異が連続化しているのである(微分化である)。
 さて、ここで近代主義・近代化の問題、とりわけ、近代資本主義のことを考えると、この連続性において機能してきたと考えられるのである。連続的現象において、資本主義が機能してきたと思えるのである。本来、差異共振シナジーのエネルゲイアが、連続的同一性(交換価値・物質主義)の価値に消費されてきたように思えるのである。つまり、虚次元のエネルギーが実次元の連続的同一性の構築のために使用されてきたと思えるのである。有り体に言えば、差異共振シナジー・エネルギーが唯物主義のために使用されてきたと考えられるのである。
 そして、その結果、根源の差異共振シナジーという根源が喪失されて、そのエネルギーが枯渇してきたように思えるのである。つまり、物質エネルギーだけの世界になったように思えるのである。しかし、今や、近代主義、唯物科学、唯物資本主義の限界は明らかである。そして、差異共振シナジーが、連続的同一性とは異なるものであることが、今や、次第に確認されつつあるのである。つまり、脱近代化、トランス・モダン化である。
 これは、経済的には、連続的同一性経済ではなくて、差異共振シナジー経済へと展開すると考えられるのである。この点の具体的な問題については後で検討したい。
 さて、私が、今、漠然と感じていることは、連続的同一性化と差異共振化のことである。これは、実際のところ、一如である。思うに、差異共振シナジー界ないしメディア界の現象面が連続的同一性であると思えるのである。とまれ、今のイメージを言うと、差異共振シナジー・「イデア」があり、これが、現象化する。あるものは、植物となり、発芽して、葉をつけ、花を咲かせて、実をつける。この実が、実は、差異共振シナジー・「イデア」の現象態ではないかと思うのである。
 現象態・物質態は、一般に、このイデアを内包していると思うのである。しかし、それは、単なる内在ではなくては、超越的内在・内包である。この視点に立つと、経済への観点が変わると思うのである。人間は、自然に働きかけて、加工して、生産してきた。近代においては、連続的同一性の視点からの生産であった。しかし、差異共振シナジー・イデアを超越内包する自然・現象という見方をしたとき、自然と人間、そして、人間と人間との営為が異なってくるだろう。つまり、自然・現象は、差異共振シナジー・イデアを内包しているのであるから、その創造的発展としての差異共振シナジー的経済が考えられるのである。近代資本主義においては、連続的同一性の視点から交換価値が中心となったが、トランス・モダン理論においては、差異共振シナジーの視点から、差異共振シナジー価値が中心になると考えられる。宇宙と地球、自然と人間、人間と人間、女性と男性、大人とこども、民族と民族、国と国、地域と地域、町と町、等々との差異共振シナジー経済が創造されるはずである。トランス・モダン・エコノミーの新たな天地創造となるはずである。
 後で、整理し、さらに検討したい。

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sophio・scorpio

  • Author:sophio・scorpio
  • 2004年(平成16年)9月23日、ブログ上で、ODAウォッチャーズ氏(ブログ『海舌』)と遭遇して、新しい理論、不連続的差異論が誕生しました。まったく思いもよらぬ出来事でしたが、この結果、独創的な理論が生まれたと自負しています。とても簡潔な理論ですが、文系、理系の分化を乗り越えた統一的理論で、多くの分野・領域に適用可能だと考えられます。
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