2005年10月25日 (23:09)

不等価交換としての経済:差異と差異との不等価交換:拡大的投資主義から創造的消費主義へ

マルクスは、交換価値の普遍性を説いた。しかし、これは、擬制であろう。交換価値は、シミュラクルである。問題は、等価とは何かである。誰が、等価を決めるのか。それが、市場であると、資本主義は言う。交換とは、結局、不可能の実現である。不連続な差異と不連続な差異とを等価と見做して、交換するのである。疑似等価交換である。問題は、この等価を決定する市場の力学である。力をもつのは、資本家である。投資家である。あるいは、消費者である。宣伝である。また、創造的能力である。
 ここで、思考実験すると、例えば、販売を促進しようと努力するとしよう。そのとき、消費者はどういうものを望んでいるか。どういう値段がいいか。どう宣伝すればいいか。等々。このとき、知恵が必要である。知恵とは、この場合、アイデア力、観念力、想像力、知識力等々である。多様な知識や経験を活用して、ヴィジョンを描く。デザインである。結局、ここには、創造的な発想が必要である。これが、資本主義に欠かせない。資本創造主義である。しかし、そして、とても売れて、たいへん利益があがるとしよう。得た交換価値をどうするかである。必要経費様々あるだろう。問題は、創造から生まれた利益・交換価値をどう使用するかである。これを、創造的価値のために使用しなければ、その企業は衰えるだろうし、資本主義自体も衰退するだろう。ソニーを見よ。つまり、創造力の開発が必要なのである。創造性に交換価値を使用すべきなのである。単に、交換価値の増殖のために用いれば、それは、早晩、衰退するだろう。バブルを見よ。交換価値を創造価値のために消費することである。投資ではなくて、創造的消費である。これによって、差異が発展するのである。
 この考え、即ち、差異創造消費論を適用するならば、資本主義は、変容するだろう。マネーゲームではなくて、創造的消費経済。創造消費資本主義である。これは、これまでの公共投資ではない。いわば、マイナス型の資本主義である。しかし、このマイナスが、プラス循環を生む。というか、カオスからコスモスへと進展するのである。カオス型資本主義からコスモス型資本主義である。エントロピー的資本主義から、ネゲントロピー(逆エントロピー)的資本主義である。成長的投資主義ではなくて、創造的消費主義である。このための、方策が必要であろう。創造消費主義。これによって、おそらく、さまざまな問題が解決するのではないだろうか。マイナスの発想が、秩序を生む。創造消費型政策が必要だ。これは、創造差異主義である。創造的差異共存主義である。創造的英知が秩序的資本主義をもたらすだろう。

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sophio・scorpio

  • Author:sophio・scorpio
  • 2004年(平成16年)9月23日、ブログ上で、ODAウォッチャーズ氏(ブログ『海舌』)と遭遇して、新しい理論、不連続的差異論が誕生しました。まったく思いもよらぬ出来事でしたが、この結果、独創的な理論が生まれたと自負しています。とても簡潔な理論ですが、文系、理系の分化を乗り越えた統一的理論で、多くの分野・領域に適用可能だと考えられます。
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