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2008年01月05日 (15:02)

検討問題:資本主義のリミットと脱資本主義:トランス・モダン/差異共振共同体へ向けて

***引用開始***

「よく指摘されるように、今、マネーの世界では実体経済の価値より数倍に膨れ上がったバーチャルなマネーが世界中を駆け巡っています。というか、駆け巡ることで、こういうバーチャルなマネーは生き続けることができるのです。


 マネー(投機資金)は、まるで泳ぐの止めたら呼吸ができなくなり死亡するサメのようです。止まることができない、それがマネーの宿命です。」

http://ameblo.jp/adco/day-20080105.html
スロー人 ロハス
***引用終了***

以上のようにスロー人ロハス氏が述べられているが、これは、現代資本主義の実相であり、これは科学的な事実である。
 私が推測しているのは、このマネー・ゲームと恐慌との関係である。サブプライムローンは、大恐慌の引き金になるかもしれないし、また、小恐慌のかもしれない。景気の落ち込みは始まっているだろう。
 確かに、投機によって資本主義は「拡大」、「成長」してきた。それは、認めるとしよう。しかし、それは、同一性価値の交換によって、為されたものであり、人間は近代的自我を形成してきて、差異・特異性を喪失しているのである。
 近代的自我とは、同一性自我であり、個がないのである。そして、また、他者を排除するので、社会倫理・道徳は崩壊していくのである。
 それは、昔から言われていること新味はないが、問題は、資本主義のマネー・ゲームの行方である。私はサブプライムローン問題を、魔女の予言に誑(たぶら)かされてダンカン王を暗殺する、シェイクスピアのマクベスの思惑(speculation:投機の意味がある)からマクベス投機の問題と呼んだりした。
 シェイクスピアの天才は、近代主義の問題を的確に捉えていると思われるのである。つまり、心の差異を否定して、自我拡大を図るのである。それは、明らかに、社会・共同体の破壊である。そして、膨れ上がった近代的自我は、狂気に晒されるのである。アナーキズムやカオスが齎されるのである。
 そして、今日のカオスから、新たな秩序が生まれようとはしていると考えられるのである。カオスモスである。
 私は差異共振社会を唱えているが、それは、今日、徐々に形成されていると思う。このブログでさえ、ミクロな差異共振社会と考えることができる。つまり、現実的な日常社会ではなく、ブログという差異的メディアを介して、差異共振社会が生まれていると思われるのである。これは、文学で言えば、連詩である。(連詩とは、簡単に言えば、日本の伝統的な連句や連歌を方法論を現代詩に適用したものである。)
 私が推測しているのは、今日のマネー・ゲームは早晩続かないということである。つまり、カジノ資本主義はということである。何故なら、EU、ロシア、中国、インド等々と多極化して、ドル一辺倒ではなくなるからである。なんらかマネー・ゲームは収束すると思われるのである。
 私のイメージ・直感では、マネーが差異共振社会構築へと投資されるようになるということである。つまり、投機マネーではなくて、差異共振共同体創造・構築のために、投資ないし消費されるということが起ると思っている。
 これは、差異から起ると思っている。個と個との共振から起ると思っている。投機マネーは同一性価値の獲得を目指しているが、そうではなくて、マネーが差異共振価値へと投資されるということである。
 かつて、渋沢栄一が道徳に根差した資本主義を志向したが、それと少し似ているかもしれない。しかしながら、差異共振経済とは、資本主義的な同一性価値を追求するのではなく、差異共振価値を追求するためにマネーを投資・消費するのである。
 今はここで留めておきたい。さらに検討を続けたい。


参照記事:

本年は「激動の年」になるだろう。世界の政治・経済勢力図の大変動が起きる年になる。

近代史はスペイン、ポルトガル、イギリス、そして現在アメリカに世界の勢力が移動してきた。本年はアメリカの勢力衰退が始まると同時に中国を中心にアジア勢が台頭してくる。

今までの列強の勢力を支えてきたのは軍事力を背景とした経済力であった。植民地がいい例である。植民地の資源と労働力を支配、運営することで国力(勢力)を増大させてきた。

戦後植民地は開放されて独立国家となったが、現在では経済的植民地時代の様相となっている。世界戦争後の疲弊した世界の中で唯一本土の生産施設に被害を受けなかったアメリカが世界中の復興需要と資金需要を満たしたことで世界覇権を手にした。ドルは世界の基軸通貨となり、世界共通通貨の発行権をアメリカが握ることで世界はドルの植民地になったのである。20世紀が終わろうとする1999年、ヨーロッパに共通通貨が誕生した。

ユーロである。ヨーロッパのローカル通貨とは言え、人口でアメリカを越す地域の共通通貨はドル市場の縮小を意味した。

21 世紀になってドルの植民地の一角に反乱が起きた。反乱軍はイラクであった。2000年10月、イラク大統領サダム・フセインはイラクの原油の決済通貨をドルからユーロに切り替えると宣言したのである。この宣言をきっかけに、それまで為替市場でドルに対して10%以下であったユーロが上昇に転じたと思いきや、ドルを追い越してしまった。

これを見たOPEC諸国は、2001年後半になってドルが対ユーロで上昇の見込みがなくなったのを見て、ドル建て外貨準備の目減りの加速をおそれ、一斉にイラクに追従しようと動き出した。日産3000万バーレルを越す中東の原油代金がドル建てであるということは、それだけ毎日ドル需要が増大することであり、それだけアメリカはドル価を下げることなく借金返済のためにドルを印刷できることを意味する。

だからOPEC諸国がイラクに追従して原油の決済通貨をユーロに代えられたら、ドル崩壊はおろか、アメリカ経済破綻の可能性さえあったのである。サダム・フセインの反乱はまさにアメリカのアキレス腱を狙った致命的一撃だったのである。私はかつて「時事直言」で今世紀最大の政治家はサダム・フセインと金正日である述べたことがある。

アリが象を倒すこともできないことはないのである。

急所を突かれた巨像アメリカは自らの巨体に火を放ち(9/11)気違いのように暴れまわり、途中でアフガンを蹴散らし、反乱軍サダム・フセインを叩き潰して見せた。

これを見た原油輸入国も産油国も決済通貨はドルになったのでアメリカの一難はさった。

そのため2003年からドル安は止まり回復に向かったのである。ところが今またドル安になってきた。いつものようにドル安は半年で底をうって反転するだろうか。

サダム・フセインによって世界がアメリカのアキレス腱を知った以上アメリカのドル植民地時代は終わったのである。ローソクの火が消える前の一瞬強く炎が上がるように、アメリカは最後の戦争をすることになる。

(2008年01月01日)

http://www.chokugen.com/

増田俊男の世界
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